みなさん、こんにちは。学49Pの西村朋美です。

 天変地異と気候変動を繰り返したような今年の夏も過ぎ、次の季節がめぐろうとしています。
暑い日でも、すでに空には秋の気配が漂っています。

 秋と言えば、「行楽の秋」、「読書の秋」、「食欲の秋」、「スポーツの秋」…と心躍るような
イメージが次々にわき上がりますが、皆さんはどのような秋を計画中でしょうか。
 まだなにも予定を立てていない…という方。今年の秋は、「歌舞伎デビュー」なさるのはいかが
でしょう。

 市川海老蔵、尾上菊之助、市川亀治郎など、若手役者の活躍で若い世代にもブームになりつつ
ある歌舞伎は、なんと、ほぼ毎日、東京のどこかで観ることができるのです。
 この9月だけでも、本拠地である歌舞伎座の他に、同じく銀座の新橋演舞場、三越劇場、それに
赤坂アクトシアターでも歌舞伎の舞台が繰り広げられているのです。その上、全国18カ所でも巡業
公演が行われています。神戸公演もありますよ。
 10月は歌舞伎座の他に国立劇場、浅草の平成中村座、名古屋御園座でも歌舞伎公演があります。





 歌舞伎の公演は、現在は昼夜の部に分けて上演されるのがふつうです。演目は、昼の部と夜の
部で違うことがほとんどですが、同じ演目を昼夜2回上演することもあります。
「仮名手本忠臣蔵」や「義経千本桜」など、人気の高い演目は「通し狂言」として昼=序幕〜四段目、
夜=五段目〜大詰、というように、昼夜続けて上演することもあります。

 歌舞伎の上演時間は1公演が約4〜5時間です(!!)。これは江戸時代、歌舞伎は夜明け前から
次の日の夜明けまで、まる一昼夜かけて楽しむ「1日がかりの娯楽」であった名残です。作品1本の
上演時間がとてつもなく長かったわけですが、現在の時間軸ではそのような作品をすべて上演する
のは無理。どうしても時間を短縮しなくてはいけません。そういうことで考え出されたのが、多数ある
作品の中から、人気の高い場面が描かれた箇所だけを、それぞれ2〜3本選んで上演する形式。
この形式を、「見取り狂言」と言います。(「よりどりみどり」の語源でもあります)

 上演プログラムは、基本的にはこのようになっています。
@「新歌舞伎」(明治以降に創作された作品。上演されないこともある)
A「時代物」(現代でいうところの「大河ドラマ」)
B「舞踊」(おどり。「京鹿子娘道成寺」や「鏡獅子」など)
B「世話物」(現代でいうところの「月9ドラマ」)

 お正月や顔見世(11月公演)などは盛りだくさんになり、役者も演目も豪華になります。

 歌舞伎座と国立劇場では、同時通訳イヤホンガイドが完備されています。これは、舞台の進行に
合わせて、あらすじや役柄の説明、見どころなどを、見事なテンポとタイミングで解説してくれるという
優れもの。
 舞台で役者さんが「○○じゃわないな〜」と言った次の瞬間、「と、いう今の台詞は、こういう意味を
含んでいます」と、間髪入れずに解説が入るのです。私も、初めて観る演目の時には、必ずイヤホン
ガイドを借りています。英語版イヤホンガイドもありますので、自らを鍛えたい方はぜひ挑戦してみて
ください。

チケットは、インターネットと電話で予約することができます(数年前までは電話予約しかなく、苦労
しました…)。

 歌舞伎座や新橋演舞場で上演される歌舞伎のチケットは「歌舞伎美人(かぶきびと)」という、
なんとも粋なネーミングの公式サイトから簡単に予約することができます。国立劇場の歌舞伎公演
チケットは、「日本芸術文化振興会」公式ホームページへアクセスすれば、予約の手順について
説明がされています。

 私にとって歌舞伎を観る、というのは「非日常の空間」に遊び、楽しむことです。ですから、歌舞伎を
観に行くときは、銀座のデパート等で思いっきり美味しいものを買って持参するのです。もちろん、
お洒落も(できるだけ)していきます。

 日常のせわしなさから少し離れて、半日かけて「非日常の空間」を楽しむ…時間にも、自分の心にも
ゆとりがなければ楽しむことのできない贅沢だと思います。

 この秋、皆さんも、ぜひ、歌舞伎の舞台へ足を運んでみてください。お薦めの公演は、10月の
「芸術祭大歌舞伎 夜の部」(歌舞伎座)と、「十月歌舞伎公演『大老』」(国立劇場)です。

「芸術祭−」は時代物→世話物→舞踊と「これぞ歌舞伎!」という演目立てですし、それぞれのあら筋も
分かりやすく、非常に見応えのある作品揃いです。「大老」は、新作歌舞伎ですから台詞も現代語で、
歌舞伎では珍しい「人間劇」「心理劇」を感じることができると思います。





さぁ、こちらをクリックすれば、「歌舞伎美人」への入り口はすぐそこです。
   ↓
歌舞伎公式サイト「歌舞伎美人(かぶきびと)」は→こちら

日本芸術文化振興会(国立劇場公演)公式ホームページは →こちら

 




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NO.7

第7回は西村朋美さん(学49P)の投稿です。

目指せ!  「歌舞伎美人」デビュー
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